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『島台月見桃源郷』

@末廣酒造嘉永蔵/会津若松

お月さんを神さんと感じる心から生まれた月の神に花を捧げる風習、月見。飾りものである島台は

めでたき宴会の花であり、宴会は神を降ろす場だった。神さんへの目印としての花。

 

神さんが空からやって来る祭りは各地にある。芒と銀月とを飾つた島台を目当に聖霊が還ってくる。

芸術祭に招かれる神さんなんて素敵じゃないですか。そして島台は婚礼などのめでたい儀式のとき

の飾り物として使われる。州浜の台の上に松竹梅を作り、これに尉・姥を立たせ、鶴・亀などを配

したもので蓬莱山をかたどったものといわれる。もちろん神を降ろすためだろう。

 

古代中国で説かれた神仙境のひとつ、蓬莱山。仙人が住み、不老不死の神薬があると信じられた。

蓬莱山は四霊の一体である霊亀の背中の上に存在するとも言われ表現されてきた。ちなみに四霊は

信義を表す麒麟、平安を表す鳳凰、変幻を表す竜、そして霊亀は吉凶を予知するという。仙人は中

国の道教において仙術をあやつり不老不死を得、道(タオ)を体現したひとで、その聖地を故事に

なぞらえて桃源郷と呼ぶこともある。面白いことにシルクロードを通じ、ヨーロッパの錬金術と影

響しあった部分もあるようだ。

 

不老不死と蓬莱山、永遠の太陽、道教と錬金術、月に漆に神様。

様々な連想をつむぎあわせて作り上げる「島台月見桃源郷」。

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