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「山形肘折道中」2009 六曲一隻屏風

有志メンバー5名によるユニット「origumi」が山形県の肘折温泉に逗留し、現地で調達した古屏風を再生し制作した。

「origumi」 松澤亜州沙、稲恒佳奈、多田さやか、古田和子、牟田芙佐子

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「東北八重山景」2010 234×385.4㎝

有志メンバー8名によるユニット「yama no e」が東北の山々をイメージして制作した。

「yama no e」 渡辺綾、高橋洸平、高橋克幸、田島治樹、佐々木優衣、佐藤彩絵、松崎江莉、吉成亜記

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「方舟計画」2011 229.5×384㎝

有志メンバーによるユニット「チーム方舟」が震災直後の2週間という短い期間で制作した。

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  「東北画は可能か?-方舟計画-」

  2011年5月7日〜21日 @imura art gallery tokyoでの展示風景

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「東北山水」2011 229.5×384㎝

有志メンバーによるユニット「チーム水源郷」が喜多方を取材して制作した。

「会津・漆の芸術祭2011」にて大和川酒造 昭和蔵で展示。

2011年の夏、チュートリアルメンバーは福島県喜多方市で取材、制作を行いました。多くの方々と触れ合い、関係を結ぶ中で、今描き残すべきものについて考えさせられることが多くありました。原発事故により水質汚染が心配される中、水を中心として育まれてきた私たちの大事な部分がゆっくりと崩壊していくのではないかと心配します。自然崇拝の時代から山にも森にも水にも八百万の神が宿るという感覚は、現代の僕たちにとっても近しい感覚です。日本は水の国であり、震災前には「世界に日本の水を売ろう!」なんて話もよく聞きました。神事における禊の儀式、喜多方で聞いた「ここは水瓶の上にあるんだ」という言葉、そして何より私たちは水でできている。今気持ちを合わせて「水」を描くことはとても重要なことになりました。

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  「会津・漆の芸術祭2011〜東北へのエール〜」

  2011年10月1日〜11月23日 @大和川酒造 昭和蔵での展示風景

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「奥羽六泉郷〜未知の奥へ〜」2014 229.5×384㎝

有志メンバーによるユニット「チーム温泉画」が喜多方でのレジデンス活動を経て制作した。

「山形ビエンンナーレ」にて東北芸術工科大学7Fギャラリーで展示。

「私たちがまだ知らない東北の魅力とは何だろう?」そういったさりげない疑問から「温泉」というテーマが導かれた。ここ山形県は、各市町村に1つずつ温泉地があり、芸工大周辺にも多数の温泉施設がある。東北に住んでいる我々にとって、「温泉」はとても身近な存在なのだ。しかし、身近であるが故に、我々は温泉について実はよく知らない。何故、東北にこれだけの温泉があるのか。何故、我々は温泉に惹かれるのか。何故、人々はあまりにも長い間、温泉を愛し利用してきたのか…。温泉の魅力、温泉に隠された力を描き出す絵画・・・それこそが「温泉画」である。この【奥羽六泉郷】という作品は、「東北そのものが温泉になっている」という設定である。作中に描かれている温泉は、よく見ると東北の形をしており、青森・岩手・秋田・宮城・山形・福島、それぞれにゆかりのある温泉が登場する。中央の3つの山は出羽三山である。「山をひらく」ことにより、湯殿山からお湯が湧き出し、東北全体へと広がっていく。お湯に浸かっているのは人間だけではない。河童やデイダラボッチのような妖怪、仙人、狐や熊などの動物、魚、果てはフタバスズキリュウまでいる。人間たちも様々だ。踊ったりする者、野馬追をしたりする者、よく見ると縄文人や弥生人もいる。教科書で見たことのある人物もいる。かつて、服を脱いで浸かることによって、温泉の中では「殿」や「農民」といった身分差が解消されたという。温泉は元来、特殊な空間であったと言えるだろう。この作品に描かれた人間や妖怪や動物も、自分たちの種族など忘れたようにただただ温泉に浸かることを楽しんでいる。

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「しきおり絵詞」2013- サイズ可変

有志メンバーによるユニット「日々織々」が青森でのレジデンス活動から制作をスタート。

2013年の制作開始時のリーダー渡辺綾から、現在は鳥潟由子に引き継がれ、今も織り続けられている。

はじめて田中忠三郎のコレクションを目にしたのは、浅草のアミューズミュージアム〈BORO展〉を見に行ったときのことです。展示されている古民具たちを前にして、当時の青森がどんなに厳しい環境だったのか、そんな土地で暮らす人々が、どのような思いを物に託していたのか、それが何重にも重なり受け継がれ、今の私たちの生活が成り立っているのではないか…物から伝わる長い時間軸と、そこに込められた思いのストーリーが私の頭をかけ巡りました。 

気づけば、私たちは簡単に手に入るファストファッション、大量生産・大量消費の社会の中で、身のまわりの物をあっさりと手放す事に疑問も持たず、捨てられた物がどこへ行くのかも考えず、まるで、それが当たり前のように生活を送っています。だからこそ〈BORO展〉で見た光景は今まで経験したことのない、全く新しい世界のように目に映りました。それはなぜだか見ていてほっとすると同時に、ずっと奥そこに眠っていた潜在意識を刺激されたかのような感覚を与えてくれました。 

「物には心がある」その言葉には、忘れさられつつある、かつて誰かを思い、物に願いを込めて手渡し受け継がれた温かな風習や思想があり、その上に今の私たちが立っている、そう教えてくれている気がします。田中忠三郎と古民具たちが伝えてくれた強いメッセージを学生の間で共有し「しきおり絵詞」に織りこみました。私たちが追体験するかのように当時の人々の暮らしを思いながら制作したこの作品を介して、見ていただいた方にも、今まで見えなかった東北の、いや日本の姿と対面できるのではないでしょうか。

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「山海廻遊記」2014

有志メンバーによるユニット「やまのつくりびと」が台湾芸術大学、京都造形芸術大学の学生たちとのコラボレーション作業

を通して共同制作した。原画が使用されたやなぎみわ氏のステージトレーラーはヨコハマトリエンナーレ2014にて展示。

この作品は、今までの共同制作と違い、現代美術作家やなぎみわさんの演劇プロジェクトの舞台部分として制作された。どこにでも路地はある、という中上健次の言葉、そして日輪の翼に登場するオバ達の空想の世界が繰り広げられる舞台。それを支えるのは、私たちの住む、海と山に挟まれた日本という土地である。私たちはそれこそ遊びまわるかのように、画面上でイメージを展開させた。何重にも重なるイメージから、見る人それぞれが物語を産みだしていってほしい。私たちが住む土地は多くの物語を秘めている。

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